【年頃の男をさらって食べる神様】
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出典wave.ap.teacup.com

俺の母方の実家にまつわる話。
昔は名家で町や市の議員を輩出したこともあったらしい。
今はだだっ広い家と田んぼしかないけど、 その実家の隅のほうには白蛇の神様を奉った社がある。

まぁ中は蛇がとぐろ巻いたように見える白い石が置いてあるだけなんだが。
祖母が言ってた話だと、その神様がいる限り家は安泰で幸福が訪れるとか何とか。
他の地域でも昔からの家だと奉られてたりするらしい。

でも、その神様は男好きで、年頃の男をさらって食べるらしい。


祖母の弟もその社の近くで失踪している。
そのせいか、いくつか男限定の決まりごとがある。

・社の前に行くな
・十才前後になったら家の敷居を跨ぐな
・白い蛇を見つけたらすぐその場から立ち去れ
とか、他にもなんかあった気がするけど大体こんな感じ。

そのせいで十年前の祖母の葬儀も、当時16歳だった俺だけ出てない。
二十歳過ぎた頃に、初めて祖母に線香あげにいった。

この話をたまたま飲みすぎて帰った時ぽろっと、この手の話が好きな弟に喋ったら
「自分も行きたい」とか言い出す始末。
まだ18歳だし行くのやめて欲しいから
「俺が少し調べてみる。それでどうしても行きたいなら20歳になってから行け」
と言っておいた。

調べ始めたのはいいんだけど母親も「昔聞いただけだから詳しくは知らね」
今その家に住んでる伯母も同じような感じだから、もう調べようない。
誰かこういう話聞いたことある人いませんか?