【カガ様の生贄】
dsha

医者だった祖父がとある山中の無医村に赴任したときの話。

祖父と祖母の家に預けられる形で、当時6歳の俺も一緒にその村で暮らすことになった。 喘息持ちの俺の転地療法も兼ねていた。
初日から村を挙げての大歓迎だった。

鎮守の神だという蛇(カガ)を祀る神社で盛大な祭りが催され 「神様のご加護」「神様の目印」として玄関先と裏口に巨大な鈴のついた幣束がとりつけられた。
診療所兼住宅として与えられた建物は真新しく、わざわざ整地した土地に新築されていた。


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