【冬山の雪女】
yuki

田舎で祖父から聞いた話です。 

私の祖父は昔の国鉄に勤めており、とある駅の駅長をしていました。 
時代は戦後間もない頃の冬、最終の汽車を見送り、駅舎の点検や掃除、 信号のチェックなどをして、帰路につきました。 
その年は例年よりよく雪が降り、その日も一日中、雪が降っていました。 

祖父の勤めていた駅は中国山地にあって、雪の多い場所です。 
サクサクと雪を踏みながら急いでいると、ちらちら程度に降っていた雪が粉雪から牡丹雪になり、まるで吹雪のようになりました。 


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